父の庭、その後
2012 / 11 / 08 ( Thu )
私の実家は横浜にあり、両親が亡くなって、今は貸家になっています。
最近になって法務局が登記上の地図の見直しをするとかで
土地調査の書類と一緒に、境界線の確認のため、写真を送って来ました。
昨日届いたその写真、久しぶりに見た実家の庭は、見るも無惨
荒れ放題というか・・ 草ぼうぼうの空き地か原っぱみたい。


実家の庭
送られて来たプリントアウトをスキャンした画像です。
屋根の高さくらいまで伸びたススキとセイタカアワダチソウ。
人が住んでるとは思えませんよね
どうなってるかと心配はしていたものの、ここまでとは・・・。



ユーパトリウム・チョコ


前に「父の庭」という記事にも書きましたけれど
父は植木好きで、庭を広くとるために家を狭くしてしまった人。
元々小さな建て売り住宅ですから、広いと言ってもしれていますが。

庭の景観を作ることには興味がなかったようで、鉢物が多く
南向きのこの場所は植木棚がたくさん並んでいました。
植木棚の間に、ユリやアヤメ、宿根草が覗いていました。
賃貸に出す前に植木棚は撤去しましたけれど。

ウインター・コスモス

奥には樹齢30数年の大きな柿の木と月桂樹があるはずですが
埋もれて見えません。
ムクゲもあったのに枯れたようです。
祖母が新築祝いに持って来てくれた形見の木なのに。
替わりに家の前で繁っている大きな木は、元々あった木ではないようです。
鳥が運んだ種で、何かの木が育ったのでしょうか。
草刈りをしてないのは、ちょっとやそっとの間じゃなさそうです。

ファビュラス

このご家族には5年ほど住んでいただいてますが
契約のときの条件で、草刈りや落ち葉の清掃など
庭の手入れは、ある程度していただくことになっています。
飲食店をされてるご家族なので、忙しいのでしょうけれど
これはあんまりです。父に申し訳ない気がします。

管理をしているはずの不動産屋さんに電話して
植木屋さんを頼んでもらおうと思います。
借り主さんにも厳重注意してもらいます。
所詮、人に貸してしまえばこんなもの。
庭に興味のない人にとっては、家だってボロいのに
何を大げさなと思われるかもしれないけれど
ここは父がいなくなってどれだけ経っても、父の庭なんです。

植木好きの人が借りてくれたらよかったのになぁ。
それよりも何よりも、父も母も元気で、老犬ラッキーと
植木だらけの庭で昔のように暮らしててくれたら、どんなによかったか・・。



ポーチ

ショックで、肝心の土地調査の書類にハンコ押して返送するの忘れそう。




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ちょっとお知らせ
2012 / 08 / 09 ( Thu )
DSCN4822.jpg


夫が昨日、急に高熱を出して入院しまして・・。
ちょっとした傷からの感染症なので、炎症が治まれば
熱も引いてすぐ退院できると思うんですが。

昼間はヘルパーさんに交代してもらうので
家に帰ってくるのですが、夜は病院に泊まり込みです。
これは夫が入院した時は、いつものことなので慣れてます。
いつでもどこでも3秒で寝つける体質なので
こういう時は助かります。

ブログの更新と、コメントへのお返事が遅れたり
皆さんのブログへのご訪問がしにくくなるかもしれませんので
とりあえずお知らせ、ということで。

今日、私が帰って来たら、ナルちゃん、喜びすぎて久々のうれション
ナルちゃんが来てからは、夜、私がいないことが一度もなかったので
さびしかったんでしょうね。
いつもより余分めにいいこいいこしてあげました。

庭は水やりだけ。せっかくクレマチスの2番花がまた咲き始めたのに
ゆっくり見てる余裕がないのが残念。
写真は、クレマチス・ソダーテイヤの2番花です。




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父の庭
2012 / 07 / 14 ( Sat )
さくら


父は植木が好きな人でした。
それはもう、私なんて足下にも及ばないくらい。

実家は小さな建て売り住宅でしたが
土地めいっぱい建てれば、もう少し大きい家が建ったものを
庭を少しでも広く取りたいがために、家を小さくしちゃったくらい。

桜、梅、柿、ムクゲ等の庭木、日よけの小さなブドウ棚
エビネやヤブコウジなどなどがあり、ジャングルみたい。
盆栽は一時期300鉢あったと豪語していました。

我が家のジャングル化は遺伝ですね。


えびね


子どもの頃、山野草の図鑑を見て、ヒトリシズカの群生が見てみたい
と父に言ったことがありました。

もうすっかり忘れた頃になって、「ほら・・」と
父が見せてくれたのは、小さな鉢にヒトリシズカが群生した盆栽。
まるで自然の群生の一部を切り取って来たようで
それは本当に美しい風景でした。

父が遺してくれたものは、いっぱいあるけれど
私にとって一番大きいのは、植物が好きであること・・
かもしれません。


ヒトリシズカ



父は7年前に交通事故で亡くなりました。

数日後、「水やりしなきゃ・・」と思って、久しぶりに庭に出てみると
そこには枯れ果てた鉢がいっぱいでした。
真夏の炎天下のこと、数日水をやっていないので
水涸れしただけではなくて、それ以前からすでに枯れているものも
多かったようです。

あんなに好きだった植木を枯らしてしまうほど
気力も体力もなくなっていたのでしょう。

そんな父の老いに、私はちっとも気づいていなかった・・。


ラッキー2

水やりを始めると、庭で飼っていた老犬ラッキーが
鳴きだしました。
吠えるのではなく、遠吠えともつかない
世にも哀しい声で鳴くのです。

毎日庭に出て来る父が、数日出て来ず
替わりに私が水やりを始めたことで
もう父は帰って来ないことを察したのでしょうか。

そんな声を聞いたのは後にも先にも、その一度だけでした。


芽


数日経った頃、枯れ木から芽が出ているものがありました。
几帳面な父の字で書かれた鉢札を見ると
「梅花ウツギ」と書いてありました。

ずっと前に、私がどこかで見かけて「梅花ウツギってきれいね」
って言ったことがありました。
父はそれを覚えていて、みつけて買って来たのでしょう。

母とラッキーを引き取って関西に帰って来る時に
この鉢も持ち帰りました。
あれから7年。30cmくらいだったものが
今では私の身長ほどに伸び、白い花をいっぱい咲かせてくれます。


梅花ウツギ1


毎年春に、この花の最初の一輪が咲くと、なぜかハッとします。
ヒトリシズカの時のように、「ほら・・」と言って
父が見せてくれているようで。

7月14日。今日は、父の命日です。
気がつけば、私の庭には父が植えていた花が
一つ、また一つと増えています。

目指せ300鉢! ちゃうか・・。


梅花ウツギ2







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母のこと
2012 / 06 / 07 ( Thu )
今日(もう昨日ですけど)は母の命日でした。
あわてて庭の花を摘み(忘れてたんかいっ!)大好きだったチーズケーキをお供えしました。
親友が送ってくれたケーキに、ちょうど色づいた、庭のラズベリーの
最初の実を一つ乗せて。

チーズケーキ

父が急逝した後、母と、実家で飼っていた犬が一緒に関西に来ました。

ラッキー

母は認知症でした。自宅で介護していましたが、骨折を繰り返し、
入退院を繰り返すうちに、症状が進み、歩けないはずなのに、
夜中に家の中を徘徊するようになりました。
家族全員眠れない日々が続き、ケアマネージャーにお願いして
入所先を探してもらいました。

夫は重度の身体障害があり、日常生活のほとんどを
人の手を借りて生活しています。
この時期、私からするとダブル介護の状態。
夫から見れば、老老介護ならぬ障老介護、母から見れば老障介護
だったかもしれませんね。
息子もよく助けてくれましたが、やはり自宅介護の限界が
来ていたと思います。

特別養護老人ホームは待機600人を超え、1年くらい前に申し込んでは
あったものの、入れる見込みはなかったので、
ケアマネが市内全部のグループホームにして、
の近くに入れるところをみつけてくれました。

入所後も2回骨折。一度は股関節骨折でしたが、痛みはあまりなかったため
手術はせず、医療用語でいわゆる「保存的」処置。
それでもびっくりするほど回復して車いすで自分で移動して
トイレはほぼ自立。
骨折していることを忘れているので、できないわけがない
と思っているとできちゃうんですね。股関節3cmくらいずれてるのに。

入所後は週に一度、自転車で母に会いに行って、外に連れ出し
ケーキを食べコーヒーを飲むのが楽しみでした。

やっと落ち着いた頃、くも膜下出血であっけなく逝ってしまいましたが
最後までは母は、明るく元気でいてくれました。
もちろん施設の職員を困らせることは多々あったと思いますが
人に対する気遣いは忘れませんでした。
天性の気性、人に好かれる所以だったんでしょう。

もっと大事にすれば良かったなぁ。
「今さら言っても遅いわよ!」っていう母の声が聞こえるようです。


ファビュラス!2




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テーマ:認知症の介護 - ジャンル:福祉・ボランティア

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